マグニフィカ スタート(ECAM22080GB)とマグニフィカS(ECAM22112B)。
公式価格で5.5万円も違うと、「高いほうがおいしいのか」「自分にはどちらが必要なのか」と迷いますよね。
結論は、ブラック中心ならマグニフィカS、温かいミルクメニューを手軽に続けたいならマグニフィカスタートです。
どちらも豆から挽きたてを楽しめますが、ミルクの作り方やブラックメニュー、お手入れには明確な違いがあります。
価格だけで選ぶと、飲みたい一杯や使い方に合わないかもしれません。
本記事では、抽出方法から分かる味の方向性と、5.5万円を追加する価値も整理しました。
読み終えれば、毎日の飲み方に合う一台を迷わず選べます。
マグニフィカスタート ECAM22080GB | マグニフィカS ECAM22112B | |
| 値段 | 124,800円(税込) 約5.5万円高い | 69,800円(税込) 価格を抑えられる |
| ミルク機能 | 全自動 ラテクレマ™ホット搭載 | 手動 フロッサーで泡立て |
| メニュー数 | 4種類 エスプレッソ/スペシャルティ/カプチーノ/ラテマキアート | 主に2種類 エスプレッソ/カフェ・ジャポーネ |
マグニフィカスタート ECAM22080GB | マグニフィカS ECAM22112B | |
| 操作パネル | タッチ式アイコン メニューを選びやすい | ボタン+ダイヤル式 シンプルで直感的 |
| ミルク自動洗浄 | ミルクノズルの内部洗浄付き | フロッサーを手動で洗う |
| ウォーター フィルター | 付属 | 非対応(装着不可) |
| 本体サイズ | 幅240×奥行440×高さ350mm | 幅238×奥行430×高さ350mm |

\お店レベルのカフェラテが毎朝ワンタッチ/
\初めてのエスプレッソマシンならこれ一択!/
マグニフィカスタートとマグニフィカSの違い7選

両機種の最大の違いは、自動ミルク機能の有無です。
マグニフィカスタートとマグニフィカSは、どちらも豆を挽くところから抽出までを自動で行います。
一方、ミルクメニューの作り方や搭載メニュー、操作方法、お手入れには明確な違いがあります。
2026年8月27日時点の公式価格は、マグニフィカスタートが124,800円、マグニフィカSが69,800円で、価格差は55,000円あります。
この差額は、ブラックコーヒーの基本性能だけでなく、ミルクメニューの自動化や操作性に対して支払う金額と考えると分かりやすいでしょう。
まずは、2機種の違いを一覧で確認します。
マグニフィカスタート ECAM22080GB | マグニフィカS ECAM22112B | |
| 値段 | 124,800円(税込) 約5.5万円高い | 69,800円(税込) 価格を抑えられる |
| ミルク機能 | 全自動 ラテクレマ™ホット搭載 | 手動 フロッサーで泡立て |
| メニュー数 | 4種類 エスプレッソ/スペシャルティ/カプチーノ/ラテマキアート | 主に2種類 エスプレッソ/カフェ・ジャポーネ |
マグニフィカスタート ECAM22080GB | マグニフィカS ECAM22112B | |
| 操作パネル | タッチ式アイコン メニューを選びやすい | ボタン+ダイヤル式 シンプルで直感的 |
| ミルク自動洗浄 | ミルクノズルの内部洗浄付き | フロッサーを手動で洗う |
| ウォーター フィルター | 付属 | 非対応(装着不可) |
| 本体サイズ | 幅240×奥行440×高さ350mm | 幅238×奥行430×高さ350mm |
値段とコスパの違い

ブラック中心で価格を抑えたいならS、ミルクメニューの手間を減らしたいならスタートが向いています。
マグニフィカスタートとマグニフィカSの公式価格には、55,000円の差があります。
ただし、この差がそのままブラックコーヒーの味の差になるわけではありません。
マグニフィカSにも、豆を挽いてから抽出する全自動機能があり、カフェ・ジャポーネも楽しめます。ブラックコーヒーが中心なら、Sで十分に満足しやすい構成です。
一方、スタートに追加で支払う5.5万円は、ミルクの泡立てから抽出までの自動化や、タッチ操作の手軽さに対する費用です。
カフェラテやカプチーノをよく飲む人なら、毎回ミルクを自分で泡立てる手間を減らせます。忙しい朝でもボタンを押すだけで作れるため、ミルクメニューを習慣にしやすい点が魅力です。
価格差を1杯500円のラテに置き換えると、55,000円は110杯分です。ただし、豆や牛乳、電気代、ウォーターフィルターなどの維持費は別にかかります。
「何カ月で元が取れるか」だけでなく、毎日の泡立てと片付けをどれだけ省きたいかで判断しましょう。
ミルク機能の違い(全自動 vs 手動)

ミルクメニューをボタン一つで作りたいならスタート、泡立てを自分で調整したいならSがおすすめです。
マグニフィカスタートは、デロンギ独自の「ラテクレマ™ホット」を搭載しています。
ミルクコンテナをセットしてメニューを選ぶだけで、ミルクの泡立てからコーヒーの抽出まで自動で完了します。
ラテクレマ™ホットは、ミルクが甘く感じやすい60〜65℃で泡を作る仕組みです。きめ細かな泡を安定して作れるため、カプチーノやラテマキアートを手軽に楽しみたい人に向いています。
一方、マグニフィカSは手動のミルクフロッサーを使います。
スチームノブを操作し、ミルクジャグで牛乳を温めながら泡立てます。温度や泡の量を自分で調整できるため、ラテアートやミルクの質感にこだわりたい人には楽しみがあります。
ただし、Sはミルクを使うたびに、フロッサーやスチームノズルのお手入れが必要です。
スタートもミルクコンテナの洗浄は必要ですが、ミルクノズル内部の洗浄機能があるため、毎回の後片付けを軽くできます。
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メニューの違い(スペシャルティ vs ジャポーネ)

すっきり軽やかなブラックなら「スタート」、深みとコクをじっくり味わいたいなら「S」が最適です。
どちらも同じブラック向けメニューですが、お湯の注ぎ方や得意とする豆の焙煎度に明確な違いがあります。

ただし、エスプレッソ機構で淹れるため、純粋なハンドドリップとまったく同じ味にはならない点に注意が必要です。
また、選ぶ豆や設定によっては「味が薄い」「苦味が強すぎる」と感じることもあります。 その場合は、挽き目を細かくしたり豆の量を増やしたりして微調整することで、あなた好みのベストな濃さへ近づけられますよ。
豆の個性を活かした軽やかな一杯を楽しみたいならスタート、自分好みにコクを追い求めたいならSを選んでみてくださいね。
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操作パネルとデザインの違い

直感的なタッチ操作ならスタート、物理ボタンとダイヤルで調整したいならSが向いています。
マグニフィカスタートは、メニューをアイコンで選ぶタッチパネル式です。
飲みたいメニューに触れるだけで抽出を始められます。豆量は3段階から選べ、操作は本体の前面で完結します。
グレーとブラックを組み合わせた外観は、キッチンをすっきり見せたい人に合わせやすいデザインです。
一方、マグニフィカSは、物理ボタンと中央のダイヤルを組み合わせています。
ボタンを押した感触を確かめながら使え、ダイヤルで豆量を変えられます。タッチ式ほど見た目は新しくありませんが、濃さを感覚的に調整しやすい点が利点です。
- アイコンを見て、ワンタッチでメニューを選びたい:マグニフィカスタート
- ダイヤルを使い、自分好みの濃さを調整したい:マグニフィカS
- モダンなグレー×ブラックのデザインが好き:マグニフィカスタート
- シンプルなブラックのコーヒーマシンらしさが好き:マグニフィカS
操作の手軽さと家族での共有しやすさならスタート、手元で調整する楽しさならSを選びましょう。
ミルクの自動洗浄機能の有無

ミルク使用後の簡易洗浄を楽にしたいならスタート、使うたびに手洗いできるならSがおすすめです。
マグニフィカスタートは、ミルクメニューを作ったあとに洗浄操作を行うと、熱湯でミルクノズルの内部を洗浄します。
毎回の操作でミルクの通り道をすすげるため、内部に残った牛乳を手作業で洗う負担を減らせます。ミルクコンテナは取り外して、冷蔵庫に一時保管できます。
ただし、完全にお手入れが不要になるわけではありません。
使用後はミルクコンテナを冷蔵庫へ戻し、定期的に容器、吸入チューブ、ノズルなどを分解して洗います。自動洗浄は、毎回の簡易的な内部洗浄を助ける機能です。
マグニフィカSは、手動のミルクフロッサーを使用後に自分で洗います。
スチームを数秒出して内部をすすぎ、フロッサーとスチームノズルに付いた牛乳を拭き取ります。牛乳が残ったまま乾くと、詰まりや泡立ちの悪化につながるため、使った直後のお手入れが必要です。
両機種ともコーヒー抽出経路の内部洗浄機能はありますが、ミルクのお手入れ方法は異なります。
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ウォーターフィルターの有無

ウォーターフィルターに対応しているのはマグニフィカスタートのみですが、この機能だけで5.5万円の価格差を判断する必要はありません。
スタートには純正フィルター「DLSC002」が1本付属しており、水タンクに装着して使えます。
一方、マグニフィカSは非対応で、別売品を追加して取り付けられません。
しかし、スタートであってもフィルターの装着は必須ではなく、なしでも問題なくコーヒーを抽出できます。
日本の水道水はもともと硬度の低い「軟水」のため、フィルターを使わなくてもマシンがすぐに傷む心配はありません。

スタートを購入した場合は、まず付属の1本を使ってみて「味やまろやかさの違いを実感できたか」で継続を決めるのがおすすめです。
Sを選ぶ場合も、取扱説明書どおりに水硬度を設定して定期的に除石灰を行えば、フィルターなしでも長く快適に愛用できますよ。
本体サイズと設置面積の違い

Sのほうがわずかに小さいものの、実際に必要な設置スペースはほぼ同じです。
- マグニフィカスタート:幅240×奥行440×高さ350mm
- マグニフィカS:幅238×奥行430×高さ350mm
本体を真上から見た面積は、スタートが約1,056cm²、Sが約1,023cm²です。Sのほうが約3%小さいだけなので、大きな差はありません。
注意したいのは、本体寸法と設置に必要な空間は異なることです。
取扱説明書では、左側と背面を5cm以上、右側と上部を20cm以上空けるよう案内されています。
必要な空間の目安は次のとおりです。
- マグニフィカスタート:約幅49×奥行49×高さ55cm
- マグニフィカS:約幅48.8×奥行48×高さ55cm
さらに、水タンクやトレイを前へ引き出す空間と、豆ホッパーのふたを開ける余裕も必要です。
とくに見落としやすいのが奥行きです。奥行45cmの棚では、背面の5cmを含めると、スタートは約4cm、Sは約3cm前へ出ます。
設置前には、次の4点を確認しましょう。
- 背面に5cm、右側と上側に20cmの余裕がある
- 水タンクとトレイを前へ引き出せる
- 豆ホッパーのふたを開けられる
- 15A・100Vの壁コンセントへコードが届く
両機種とも消費電力は1,450Wです。延長コードやたこ足配線は避け、壁コンセントを単独で使える場所が向いています。
マグニフィカスタートとSの使用感

毎日の使いやすさを左右するのは、コーヒーの基本性能よりもミルクメニューの作り方です。
ここでは筆者の実機試飲だけではなく、公式仕様に加え、Amazonや価格.comなどの購入者レビュー、実機記事、YouTubeで確認できた使用感を整理します。
スペシャルティとジャポーネの味の違い

ブラックコーヒーの味で選ぶなら、フルーティーで軽やかな味なら「スペシャルティ(スタート)」、コクと香ばしさを味わいたいなら「カフェ・ジャポーネ(S)」が最適です。
どちらも一般的なドリップとは抽出方法が異なり、得意とする豆の焙煎度や味わいの方向性に明確な違いがあります。

ただし、どちらのメニューも「初期設定のままだと味が薄く物足りなく感じる」という落とし穴があります。
もし薄いと感じた場合は、挽き目を細かく(5→3など)し、豆の量を増やすことで、しっかりとしたコクと香りへ劇的に改善できますよ。
また、エスプレッソ機構で淹れるため、純粋なハンドドリップとまったく同じ味にはならない点だけは覚えておきましょう。

好みの味の方向性を定めたうえで、「ミルクの自動化に5.5万円を追加で支払う価値があるか」を比較してみてくださいね。
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自動ミルク洗浄による使用頻度の変化

「自動ミルク洗浄」があるマグニフィカスタートなら、片付けの負担を大幅に減らし、忙しい朝でもカフェラテを習慣にできます。
「ラテを飲みたいけれど、泡立てたあとの器具を洗うのが面倒……」と感じたことはありませんか?
スタートなら、抽出直後にボタンひとつでミルクの通り道を熱湯ですすげるため、手作業で洗う負担を大きく省けます。

1日の終わりにノズルや吸入チューブを取り外して洗う作業は残るため、完全にお手入れが不要になるわけではない点に注意しましょう。
「器具を洗う面倒さ」から解放されて、毎朝ワンタッチで本格ラテを楽しみたいあなたには、スタートの自動洗浄機能が大きな味方になってくれますよ。
タッチ式とダイヤル式、毎日使いやすいのは?

毎日の使いやすさは、タッチパネルの新しさではなく「普段飲むメニュー」で選ぶのが正解です。

ただし、普段の操作性と「初期設定の分かりやすさ」は別物です。
スタートはランプの点滅パターンが多く、使い始めは説明書を見ないと状態が分かりにくいという注意点があります。
どちらの機種も、まずは説明書を手元に置き、よく飲むメニューのボタンと警告ランプの意味だけ先に把握しておくと安心ですね。

忙しい朝の快適さを決めるのは、画面に触れるかボタンを押すかではなく、「ミルク作りまで自動化したいかどうか」です。
ECAM22080GBとマグニフィカSの共通点

価格差はありますが、豆からの全自動抽出、取り外せる抽出ユニット、味の調整機能は両機種に共通しています。
全自動コーヒーマシンとしての基本部分だけを比べると、大きな差はありません。
抽出気圧とグラインダーの性能

抽出圧力やグラインダーの性能は両機種まったく同じであり、エスプレッソを抽出する基本性能に差はありません。
そのため、コーヒー本来のおいしさを引き出す力だけで見れば、5.5万円安いマグニフィカSでも同等のクオリティを楽しめます。
どちらも「ポンプ圧15気圧(抽出時9気圧)」と、摩擦熱を抑える「コーン式グラインダー」を採用しています。
豆を挽くところからタンピング、抽出まで全自動で行える点も完全に共通です。
豆の挽き具合は「1〜7」の目盛りで細かく調整できますが、必ず知っておきたい注意点があります。
- 初期設定は「5」から試す(まずは標準で味を見て、薄いと感じたら細かく調整)
- 調整は「グラインダーが豆を挽いている最中」に1目盛りずつ回す(停止中に無理に回すと故障の原因)
- 極端に細かくしすぎない(粉が詰まり、コーヒーが抽出されなくなるリスクあり)
なお、どちらの機種もコーヒー粉に対応しており、夜の一杯だけデカフェの粉を使うことも可能です。
ただし、投入できる粉の量は「付属スプーン山盛り1杯」が上限ですので、入れすぎには十分注意してください。
コーヒー豆を挽いて淹れる基本部分は、どちらを選んでもプロ仕様の味わいに仕上がります。
5.5万円の価格差は基本の味ではなく、「自動ミルク機能が必要かどうか」で判断するのが後悔しない選び方です。
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内部ユニットの丸洗い性能

マグニフィカスタートとマグニフィカSはどちらも抽出ユニットを取り外して丸洗いできるため、お手入れのしやすさに差はありません。
お手入れのしやすさに差はないため、別の機能や予算を基準に選ぶのがおすすめです。
抽出ユニットは、コーヒー粉を押し固めてお湯を通す心臓部です。 コーヒー粉の詰まりによる故障を防ぐため、「月1回」または「1週間以上使わなかった後」を目安にお手入れしましょう。
基本のお手入れ手順は、両機種共通でとても簡単です。
- 本体の電源を切り、動作音が完全に止まるまで待つ
- 水タンクを外し、抽出ユニットの扉を開ける
- 赤いボタンを2つ同時に押しながら、手前に引き出す
- 銀色のフィルターやレバー周辺に残った粉を流水で洗い流す
- 本体側の受け部に落ちた粉を付属ブラシで取り除く
- しっかり自然乾燥させ、「カチッ」と音が鳴るまで元の位置へ押し戻す
ただし、お手入れの際にはいくつか注意したい点があります。
- 洗剤、漂白剤、熱湯、食洗機は絶対に使用しないでください。
- 電源が入ったまま無理に引き抜くことも厳禁
内部に必要な潤滑油や油膜まで洗い流してしまい、動作不良やサビの原因になります。
もし金属フィルターの動きが重くなった場合は、公式の専用グリースを薄く塗布して滑らかさを保ちましょう。
ユニットが外れないときは、一度電源を入れ直してから正規の手順で電源をオフにすると、正しい待機位置に戻ってスムーズに取り出せますよ。
自動洗浄だけに頼らず、自分でお手入れできる構造だからこそ、どちらの機種を選んでも長く清潔に愛用できますね。
豆や設定で味を調整できる

両機種とも味を調整できますが、最初は豆量、次に挽き目、最後に温度と抽出量の順で、一つずつ変えると好みを見つけやすくなります。
同じマシンでも、豆の焙煎度や鮮度、挽き目、豆量によって、酸味・苦味・コクの出方は変わります。価格の高いスタートなら、ブラックコーヒーも自動的にSより濃く、おいしくなるわけではありません。
調整できる範囲には、次の違いがあります。
- マグニフィカスタート:豆量はマイルド・スタンダード・ストロングの3段階、抽出温度は低温・中温・高温の3段階
- マグニフィカS:豆量はMINからMAXまでダイヤルで調整、抽出温度はレベル1~4の4段階
抽出量も変更できます。スタートはエスプレッソを約20~180mL、スペシャルティを約100~240mLの範囲で設定可能です。
Sは通常のコーヒーを約20~180mLへ変更できますが、カフェ・ジャポーネの抽出量は変更できません。
タッチパネルで迷わず濃さを選びたい人にはスタート、豆量と温度をもう少し細かく調整したい人にはSがおすすめです。ただし、設定項目が多いほど必ず好みの味になるのではなく、豆との組み合わせが重要です。
- 味が薄い
スタートは豆量を1段階増やす。Sは豆量ダイヤルを少しMAX側へ動かす。 - 豆量を増やしても軽すぎる
挽き目を「1」の細かい方向へ1目盛り動かし、コクやクレマの変化を確認する。 - 苦味や重さが強い
挽き目を「7」の粗い方向へ1目盛り動かす。深煎りなら、抽出温度を下げる調整も候補。 - 抽出がポタポタと極端に遅い
挽き目を「7」の粗い方向へ1目盛り戻す。 - 浅煎りの酸味が鋭く、味に厚みがない
挽き目を細かくするか、抽出温度を上げて変化を確認する。
※一度に複数の設定を変えず、一つずつ試しましょう。
挽き目の調整は、豆を挽いている間に1目盛りずつ行い、2杯以上抽出して変化を確認してください。
最初は、中深煎りの新鮮な豆・挽き目「5」・標準の豆量から始めます。
挽き目は一度に変えず、1目盛りずつ動かします。
自分好みのブラックを追求するなら、5.5万円の価格差よりも「好みの味の傾向」と「操作性の違い」を判断基準にすることをおすすめします。
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【目的別】マグニフィカスタートとSの選び方

色々な情報が出てきて、頭のなかが少しごちゃごちゃしてきたかもしれません。
ここで一旦、あなた自身のライフスタイルに合わせて、どちらにするか整理しましょう。
カフェラテを自動で手軽に楽しみたい人はマグニフィカスタートがおすすめ

カプチーノやラテマキアートを頻繁に飲み、ミルクの泡立てに手間をかけたくない人にはマグニフィカスタート(ECAM22080GB)が向いています。
冷たいミルクを入れたコンテナをセットし、アイコンに触れるだけで、泡立てから抽出まで自動で完了します。
「ラテクレマ™ホット」が甘みを引き出す適温(60〜65℃)できめ細かく仕上げるため、技術や温度管理は不要です。
一方、マグニフィカSで同等のメニューを作るには、スチームの準備を待ち、ノズル位置を手動調整して泡立て、使用直後にノズルを分解清掃する手間がかかります。
関(せき)スタートならこの一連の作業から解放され、忙しい朝や在宅勤務中でも片手間でカフェラテを用意できます。
55,000円の価格差は、ミルクメニューを飲む頻度で価値が決まります。
3年使うと仮定した場合、毎日飲むなら1回あたり約50円、週1回なら約353円の差です。
毎日のようにミルクメニューを楽しむ人ほど、この自動化コストに納得しやすいでしょう。
- カプチーノやラテマキアートを週に何度も飲む
- 泡立ての練習やノズルの手入れを手間に感じる
- 家族全員が失敗なく同じクオリティで淹れたい
スタートへの追加投資は「味の差」ではなく、「毎回の泡立てと手入れを省略する時間」を買う費用といえます。
コスパ重視でブラックコーヒー中心の人はマグニフィカSがおすすめ

ブラック中心なら、マグニフィカS(69,800円)がおすすめです。
Sにも同等のコーン式グラインダーが搭載されており、豆挽き・タンピング・抽出・内部洗浄まで自動で行われます。
豆量・挽き目・抽出温度・抽出量を細かく調整できるため、「挽きたてを好みの濃さで淹れる」という全自動マシンの本質的な価値はSだけで完結します。
看板メニューの「カフェ・ジャポーネ」は、蒸らしを伴う間欠抽出により、エスプレッソ由来の重厚なコクと焙煎香を引き出します。
ただし、ブラック派でも「すっきりした浅煎り〜中煎りの豆を大きなカップで飲みたい人」は注意が必要です。
Sのカフェ・ジャポーネは抽出量を変更できませんが、スタートの「スペシャルティ」なら最大240mLまで調整でき、ハンドドリップに近い華やかな後味を楽しめます。
- 飲むのはほぼブラックコーヒー(中深煎り〜深煎りのコクが好み)
- ダイヤルと物理ボタンによる直感的な操作を好む
- 自動ミルクやタッチパネルに魅力を感じない
ブラックに必要な機能へ投資を絞り、浮いた55,000円をお気に入りのコーヒー豆に回す。
Sはそうした割り切りができる人にとって最も費用対効果の高い選択肢です。
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よくある質問

最後に、購入を迷っている人がよく抱く小さな疑問について、仮説を交えてお答えします。
毎日のお手入れは大変ですか?
ブラックコーヒー中心なら両機種とも手間に大差ありませんが、ミルクメニューを使う場合は「お手入れのタイミング」に大きな差が出ます。

全自動マシンは起動・終了時に抽出経路を自動洗浄しますが、カス捨てやトレイの水洗いなどの手作業は毎日必要です。
毎日の基本お手入れ(両機種共通)
ブラックのみを飲んだ日は、以下の作業を行います。
※必ず「本体の電源が入った状態」で行ってください。杯数カウントが正しくリセットされなくなります。
電源を切り、トレイ・カップ受け・カス受け・水タンクを水洗いして乾燥させます。
抽出口まわりや内部に粉汚れがあればサッと拭き取ります。
自動洗浄時は抽出口からお湯が出ます。あらかじめ抽出口の下に空のカップを置いておくと、トレイに溜まる排水を減らせます(※内部からも排水されるためトレイ確認自体は必要です)。
ミルクを使った日のお手入れ手順(機種ごとの違い)
ミルクを使った日は作業工程が大きく異なります。
- マグニフィカスタート(作業を1日の終わりにまとめたい人向け)
- 抽出直後:コンテナを付けたまま洗浄ボタンを押すだけで、ノズルを熱湯で自動洗浄。余ったミルクはコンテナごと冷蔵庫へ保管できます。
- 1日の終わり:コンテナを分解し、ぬるま湯と洗剤で洗います(50℃以下の食洗機も対応)。
- マグニフィカS(使うたびに洗いたい人向け)
- 使うたび:スチーム管からお湯を出して内部をすすぎ、熱が冷めるのを2〜3分待ってからフロッサーを外して手洗いします。1日に何杯も作る場合は都度洗いが発生します。
定期的なお手入れ(両機種共通・月1回)
月1回(または長期不在後)は、本体内部の「抽出ユニット」を取り出して流水で洗います。
※洗剤・食洗機・浸け置きはNGです。完全に乾かしてから本体へ戻します。
ブラック中心ならお手入れの手間はほぼ同じです。1日に複数回ミルクメニューを飲み、「使うたびにスチーム管を洗って冷めるのを待つのが面倒」と感じるなら、スタートの自動洗浄機能を選ぶ価値があります。
アイスコーヒーやアイスカフェラテは作れますか? 2機種で作る手間に違いはありますか?
どちらの機種でも簡単に作れます。ただし「アイス専用の自動メニュー」はなく、急冷式で作る手順や手間も2機種でほぼ同じです。

スタートに搭載されている自動ミルク機能(ラテクレマ)は温かい泡立てミルク専用のため、冷たいアイスラテを作る際はスタートでも牛乳や氷を手作業で用意します。
水出し(コールドブリュー)のような穏やかな味ではなく、エスプレッソのコクと苦味を氷で一気に冷やして閉じ込める「急冷式」で作ります。
豆量:最大(ストロング〜EXストロング)
抽出量:約80mL(40mL×2杯抽出など、薄くならない設定)
おすすめの豆:急冷してもコーヒー感が負けない「深煎り寄り」
おいしく仕上げる手順
氷の量が少ないと温度の下がりが緩やかになるので風味が落ちます。
長く放置すると薄くなてしまうので、飲む直前にしましょう。
【重要】コーヒーが出始めた瞬間からマドラーで素早くかき混ぜる
→ 急冷することで雑味を抑え、コクと香りを残したすっきりした味に仕上がります。
冷たいミルクメニューに関しては、2機種で手間に差はありません。
牛乳は先に入れておきます。
氷の角度によってはエスプレッソが跳ねますので、あまりコップギリギリにならないようにしておいてください。
注意点:スタートの自動ミルク機能は「温かいメニュー用」
スタートの公式ガイドにある「アイスカフェモカ」などの冷たいアレンジレシピも、手作業で氷と冷たい牛乳を用意し、そこにエスプレッソを注ぐ手順になっています。ワンタッチで冷たいミルクフォームが出るわけではありません。
味の調整のポイント(薄く感じる場合)
氷で薄まりやすいため、まずは「豆量を最大にする」「抽出量を少なくする」ことから調整してください。
それでも物足りない場合のみ、グラインダーの挽き目を公式初期設定「5」から、1目盛りずつ細かく調整するのがおすすめです。
マシンに合うおすすめの豆はありますか。スーパーの豆でもおいしいですか。
高価なマシンだからといって、必ずしも高価なコーヒー豆を用意する必要はありません。
スーパーやカルディで手に入る身近な豆でも、驚くほどおいしいコーヒーを淹れられます。
全自動マシンは飲む直前に豆を挽くため、普段飲んでいるおなじみの豆でも、本来の豊かな香りと風味をしっかり引き出せます。
マグニフィカスタートは浅煎り専用と思われがちですが、深煎りの豆で淹れる濃厚なエスプレッソやカフェラテも絶品です。
まずは、手に入りやすい以下のような豆から気軽に試してみませんか?

もちろん、慣れてきたらお気に入りのカフェで豆を買ってみるのもおすすめです。
休日に出先で出会ったあの味を、自宅で手軽に再現できるようになりますよ。
まずは身近な豆からスタートして、あなた好みの味を探してみてくださいね。
マンションに住んでいますが豆を挽く音はうるさいですか。
一般的なマンションであれば、日常生活の中で問題なくお使いいただけます。

ただし、豆を挽く数秒間だけはミキサーと同等(70〜80dB程度)の作動音が響きます。
デロンギのグラインダーは比較的静音性に優れた設計ですが、早朝や深夜の使用では気になることもあるかもしれません。
近隣への音が心配な場合は、次の簡単な対策を取り入れてみてください。
- 防振マットや厚手のコースターを敷く(接地面からの振動音を大幅に軽減)
- 壁や家具から少し離して設置する(壁への音の反響を防ぐ)
- 深夜や早朝は「粉」から淹れるモードを活用する(グラインダーを作動させずに静かに抽出)
音が出るのはわずか数秒間だけですので、少しの工夫で時間帯を問わず安心してコーヒータイムを楽しめますよ。
全自動マシンは石灰の除去作業が大変だと聞きました。頻度はどのくらいですか。
日本の水道水(軟水)を使用する場合、石灰除去の頻度は約半年に1回が目安です。

海外ほど頻繁に行う必要はありませんが、1回の作業に約40分かかるため、少し手間に感じてしまいますよね。
もし作業回数を減らしたいなら、マグニフィカスタートの場合は「ウォーターフィルター」の活用がおすすめです。
数千円の追加費用はかかりますが、面倒な作業時間を大幅に減らせるため十分に元が取れる賢い選択といえます。
休日の貴重な時間を無駄にしないためにも、ぜひ導入を検討してみてくださいね。
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『マグニフィカスタート(ECAM22080GB)とSの違い』まとめ

5.5万円の価格差で迷ったら、「温かいミルクメニューを飲む頻度」だけで選んで間違いありません。
どちらの機種もコーヒー豆を挽くところから抽出、お手入れのしやすさなどの基本性能は共通しています。 そのため、「ブラックコーヒーの味」だけに5.5万円の差があるわけではありません。
マグニフィカスタート ECAM22080GB | マグニフィカS ECAM22112B | |
| 値段 | 124,800円(税込) 約5.5万円高い | 69,800円(税込) 価格を抑えられる |
| ミルク機能 | 全自動 ラテクレマ™ホット搭載 | 手動 フロッサーで泡立て |
| メニュー数 | 4種類 エスプレッソ/スペシャルティ/カプチーノ/ラテマキアート | 主に2種類 エスプレッソ/カフェ・ジャポーネ |
マグニフィカスタート ECAM22080GB | マグニフィカS ECAM22112B | |
| 操作パネル | タッチ式アイコン メニューを選びやすい | ボタン+ダイヤル式 シンプルで直感的 |
| ミルク自動洗浄 | ミルクノズルの内部洗浄付き | フロッサーを手動で洗う |
| ウォーター フィルター | 付属 | 非対応(装着不可) |
| 本体サイズ | 幅240×奥行440×高さ350mm | 幅238×奥行430×高さ350mm |

購入後に後悔しないコツは、「いつか飲むかもしれないメニュー」ではなく、「明日から毎朝一番多く淹れる一杯」を基準に選ぶことです。
毎朝ふわふわのカプチーノで癒やされたいなら、スタートの手軽さに5.5万円を払う価値は十分にあります。
ブラックが中心なら、迷わず基本性能が詰まったマグニフィカSを選び、浮いた予算でおいしいコーヒー豆をたっぷり楽しんでくださいね。
\お店レベルのカフェラテが毎朝ワンタッチ/
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